読者「電子書籍なのになんで安くないんだ!」→出版社「いや電子の方が原価が高いし……」

たつぼー
 うーん、なんかよくわからなかったな。内訳を当たり前のように書かれているけど本当にそうなのかとか、電子書籍の方が在庫リスクがない分、何かアイディアは出るはず。考えるのをサボってるだけだと思う。それか、現状で利益取れてるから儲かってるって言わないだけだったりして笑 本当だったらごめんなさい。 

読者「電子書籍なのになんで紙と同じ値段なんだ!安くしろ!」
出版社「すいません。社内で検討します(いや電子の方が原価が高いし……)」

出版社で電子書籍の制作や販売に携わっていたら、誰もが上記のようなやり取りを経験したことがあるはずだ。

上記エントリーに対して「もっと安くできるだろう」という意見もあがっている。

私はこれまで出版社の編集者として、紙の書籍も電子書籍にも携わってきたが、正直なところ電子の方が原価がかかり、原価を回収するのも困難だ。

紙の書籍の場合、1000円の本を初刷り1000冊で販売する際の内訳は以下になる。

①~④の合計は1000円だ。
ここでおかしなことに気づく。

あれ、利益が出ていない……?

そう、①~④はすべてコストである。
初刷りと言われる最初に印刷所で刷る分の1000冊を販売するだけでは利益は出ないのだ。

出版社の利益は、1000円のうち、④の350円の固定費を払い終わった後に発生する。
つまり初刷り1000冊を売り切った以降、増刷することで損益分岐点を超え、ようやく利益が出るのだ。

そのため増刷をしないと出版社は儲からない。
儲からない商品は、そもそも企画にならないから、出版社では社内の企画段階から増刷することを前提に目標部数を設定して、社内ドキュメント上、利益が出る形にして企画を通すことになる。

続きを読む

この記事が気に入ったら
『いいね !』 ヨロです!

いつもシェアありがとうございます!今回も是非