
来年8月に予定していた退任を今年6月に撤回すると、7月には約3.3兆円で英半導体大手のアーム・ホールディングスを買収した。
アームは、スマートフォンやタブレット端末などの頭脳と言える「CPU(中央処理演算装置」の設計開発を手掛け、スマートフォン向けでは世界で95%以上の市場シェアを誇る。
ソフトバンクグループはこの企業を買収し、どうしようと言うのか。孫社長はどんな近未来の到来を予見しているのか。
「私は常に7手先まで読みながら碁の石を打っていく。まあ、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない」――。英国での買収記者会見でこう語った孫社長。ならば、本人の口から説明してもらおう。
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