
写真撮影でおなじみのポーズといえば“ピースサイン”。実は、ピースサインをした写真から指紋を特定されてしまい、悪用されるおそれがあると研究機関が警鐘を鳴らしている。
■ネットにアップで“指紋特定”
指紋が狙われているのは、インターネット上にアップしたピースサイン。国立情報学研究所の越前教授はこう指摘する。
「たまたま指紋にピントが合う、強い光が当たっているとなると、ここから指紋の情報を復元することができる。例えば義指と呼ばれる人工の指を作り出すことで、その人になりすましていろいろな端末や機械の認証が成功する可能性があると考えます」