
キャリアを考えるのは小学生からでも早すぎない–。
文部科学省は2018年度、早い段階から自分の将来を考えることができる子どもを育成するため、小中学生に対するキャリア教育の充実に乗り出す。
選択肢の多様化に合わせた進路指導の調査や、起業体験の推進などのモデル事業を実施するため、2018年度予算概算要求に関連経費を盛り込んだ。
進路指導の調査は、主に小学校高学年(5、6年生)を対象に、児童や保護者のニーズ掘り起こし、進路に関する情報提供の仕方など効果的な指導のあり方を検討する。4地域の教育委員会をモデルとし、全国への拡大を目指す。
起業体験の推進事業は、14地域の小中高校を対象に実施。児童・生徒が活動を通じて、チャレンジ精神や他者と協力しながら新しい価値を創造する力といった、これからの時代に求められる資質や能力の育成を図る。