
「トイレ付き」のほうが売れない?
2017年2月、ウィラー・エクスプレス・ジャパンが新シート「ReBorn(リボーン)」を搭載した夜行高速バスの運行を開始します。全18席がそれぞれ「シェル」で覆われ、個別空間がつくられているという、同社のなかではハイクラスに位置付けられるバスです。しかし、その車内にトイレはありません。
夜行高速バスにおいて、車内トイレの有無はバスを選ぶ際のポイントのひとつ。予約サイトの多くに、「トイレ付き車両」に絞り込んで検索できる機能が備わっています。しかしウィラーではあえて積極的にトイレを設けてはいないといい、ウィラー・アライアンスの池 あい子執行役員は、その理由について以下のように話します。