
中国のEコマースの進化は次の3点で説明できる。モバイルの活用、ソーシャルコマースの普及、さらにエンターテインメントとの融合だ。ここでは中国で高まる新たなEコマースのトレンドを紹介してみたい。
8割以上がモバイルからの購入
中国ではEコマースの大半はモバイルから行われる。昨年の独身の日(シングルデー、11月11日)にアリババが主催した買い物フェスティバルでは、82%の消費者はモバイルから購入を行った。
それに対し、昨年のブラックフライデーにモバイルで買い物をした米国人は全体の36%に過ぎない。米国ではモバイル決済の導入の遅れや、PCベースの古いEコマースが主流であることが原因で、モバイルのEコマースの普及が遅れている。