
トランプ政権の高官らが次々と自主的・強制的に辞任する中、米メディアのアクシオス(AXIOS)は最近、他の高官たちが(当然ながら匿名で)語った「私が辞めない理由」を紹介する興味深い記事を掲載した。彼らが挙げた理由は驚くようなものではない。
機能不全かつ有害な職場環境となっているとされるホワイトハウスで高官らが仕事を続ける言い訳は、同じように有害な職場で忍耐強く勤め続ける一般の人々が口にするものと全く同じだ。ここでは彼らが語る理由と、その理由がなぜ筋の通らないものであるかを説明する。
「私は必要とされている」
おそらくこの言葉は、有害な職場に勤め続ける人々が自分を正当化するために使う最大の自己賛美的虚言だろう。もちろん辞めることはできるけど、そうすれば全てが悪化する、職場に留まり内部から変化を促すべきだ、と自分に言い聞かせているのだ。